ポータブルミキサーの製作











ここからは全体の組み込みと外部パーツとの接続について説明します。
下の図は全体の回路図です。

(ここで使うプリント基板は何枚かあるので希望される方にメール便送料込みで3,980円でお分けします。ただし何箇所かシルク印刷訂正と製作過程での変更箇所ありますが、ここで詳しく説明します。最初のページの問い合わせから連絡ください。)
プリント基板は全てお分けしました。更に希望がありましたら追加は注します。

パーツなどの説明

特別なものは特にありません。
オペアンプ NJM2114DD、TL082、
Tr    2SK30A
IC    CD4049UBE
DC−DC電源 ±12V MIWI06−24D12、15V MCWI03−12S15
トランス  ST78、ST71
無極性コンデンサー、などです。
秋月、マルツで入手できます。マイクアンプのICについては共立で入手可能です。
また、VUメーターですが正規のもの4,000円〜8,000円ぐらい、ラジケータであれば1,000円前後で入手できます。
基板サイズは210X155ですコネクタやVR、スイッチなど、またポータブルにするためバッテリーも必要です。

また、この基板はライン入力を省略してマイク専用にまたバランス入力をやめてアンバランスにも出来ますので工夫してください。
フォーンジャック入力、RCAジャック出力これが安上がりです。


組み立てる前に
ICソケットなど背の低いものから取り付けます。抵抗は立てて取り付けます。

組み立て手順
 まず、電源回路を作ります。ソケットとコンデンサーだけです。電圧確認。

 次にVUメーター回路、オッシレータ回路とオッシレータアンプ、メインアンプ回路を
 組み込みます。

 まず、1kHzの確認です。±5%ぐらいに収まっているはずです。
 オッシレータの15kΩと0.01μFの精度を高めると1KHzに近づきます。
 ここでオッシレータアンプの51Ωの先の4.7μFと4.7kΩの接続点が0.775Vになる様に
 オッシレータアンプの半固定VRを調整します。


 次にメインアンプの出力が+4dB(1.228V)となるよう電圧計でST71の2次側
 電圧を確認しながら出力調整VRまわすと大体VRが3時の位置で1.228Vになると思います。
 
 VUメーター校正
 VUメーター回路はLアンプ、Rアンプ、出力アンプ、と3回路あります。
 ラジケータなど直流メーターをつなぎ、うまく動かない場合はメーター接続ピンの左に
 整流用ブリッジパターンを用意してありますのでダイオードを組み込んでパターンを一部
 変更します。

 
 まず、VUメーターポジションSWをRにします。
 メーター出力アンプのVRを中間点にセット、
 Rメータアンプの半固定VRを調整して0VUにします。
 同じようにL側も0VUにします。
 表示が0VUに届かない場合は出力アンプを調整します。
 このままメータポジションSWをL+Rにすると左右が加算されてメーターが振り切れて
 しまいますそこで、L+Rの場合のみ1/2になるようメーターアンプを一部変更します。



R側アンプ出力抵抗100kΩを半固定に変えます。


 これでオッシレータがメインアンプ3時位置(+4dB)でL,R.L+R全て0VUとなり校正OKです。
 ミキサーを使うときの校正手順は
    メイン出力VRをL,R共に絞りきります。
    オッシレータON
    メーターポジションSWをL
    L側メイン出力VRを上げて0VUにセット
    メーターポジションSWをR
    R側メイン出力VRを上げて0VUにセット
    メーターポジションSWがL+Rでも0VUになる事を確認

全ての回路を組みます。



マイクアンプとラインの切替SWの接続ですが、ややこしいので図を描きました。


ケース加工です





組み込むケースいついて
 今回私の作ったケースはちょっと凝りすぎでもっと簡単なケースが良いと思われます。
 タカチのアルミケースでMB−7Sというのがあります。 60X160X250で今回の 基板にぴったりです。


mixblock2.pdf へのリンク



 一応組み上がったわけですが、いくつか問題点もで出来ましたので次は
 その点について説明します

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